私の親は離婚している
母親に引き取られ、ジジババに育てられ、母は再婚し遠くで暮らしている
父とは二十歳までは会っていたが、成人してからはもう会っていないけど、誕生日の日は連絡が来ていた
大事な時にしか連絡はこない。去年はおばあちゃんがよちよち歩きになってきたと聞いて、久々に顔を出すよと言っていた
だけど、結局会えていなかった。
1年弱ぶりに連絡がきたと思ったら、おばあちゃんが脳梗塞で倒れ、もう危ない状態だと…
私の頭の中は、会いに行けなかった後悔がたくさんだった。
予約していた歯医者をキャンセルし、連絡が来た次の日の今日会いに行った
父と会うのは久々で、二人きりで会うなんてことはなかったから、とても緊張した
パパは何度も「きてくれてよかった」「ばあちゃん喜ぶよ」「本当にありがとう」っと何度も言っていた。
病院につき、おばあちゃんの顔をみたが、正直昔の写真とは別人で誰だかわからなかった。
脳梗塞で右の上半身はもう麻痺し、1ヶ月ご飯も食べれない上に、昨日急変し、肺炎になってたこともあり、息をするのがやっとという感じだった。
私は必死に「おばあちゃん、あちだよ」と声をかけた。
おばあちゃんは「あぁ」と声を出したり、頑張って目を開けてくれた
もう記憶では3歳から会っていなかったが、おばあちゃんからしたら大事な孫なわけで、ずっと会いたがっていたと聞いた時は、後悔でしかなかった。
父は実の娘ではあるが、再婚して新しいお父さんがいる環境でどう接していいかわからなかったと言っていた。
後悔はたくさんあるけれど、前向きに考えれば、意識のあるうちにおばあちゃんに会えたことは本当に良かったと思っているし、喜んでもらえたかなって感じている。
お見舞いを終え、父に病院の最寄りまで送ってもらおうとしたら、家の方まで送っていくよと
今住んでいる家は遠かったので、電車で帰るよと言ったら、お前が良ければドライブでもして帰ろうって言ってきた
車の中でお腹は空いてるか?と聞かれ、あんまり空いてないと答えた
数分後に、本当に空いてない?幼馴染がカレー屋をやっていて、人が入らないから潰れそうなんだ、味は美味しいから食べに行かないか?…と
その時に、久々に会えて嬉しいのと少しでも長くいてくれようとしているんだと感じた
私は男性恐怖症もあり、親ではあるがあまり会ってこなかった父ですら嫌だなって思うこともあった。
父とは会うのが久々だからか、あんまり話慣れてないのか、会話が続くことはなかった
カレー屋でも友達とも久々に会ったからか、地元の話で盛り上がりついていけなかった
カレー屋の店主はとても話しやすくいいおじさんで、帰りに父との写真を撮られた笑
父は嬉しそうに私にすぐ写真を送ってきた
帰りの車はもちろん会話が続くことはあんまりなかったけど、お互い探り探り話して帰った。
帰りも本当に今日はきてくれてありがとう
ありがとう。と何度も言っていた。
正直帰りは電車でよかったなって思うぐらい気疲れしたけど、それもいい思い出になったかな
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